腰痛で左側にだけ症状が出るのはなぜ?考えられる原因と改善策を解説します

左側の腰を痛める女性

一口に腰痛と言っても、症状はさまざまです。中には左側にだけ痛みやしびれ、違和感などが生じる腰痛に悩まされている方もいます。

 

しかし、なぜ左側だけに腰痛があらわれるのでしょうか。考えられる原因を紹介し、改善策をわかりやすく解説します。

 

腰痛が左側だけにあらわれる4つの原因

腰痛が左側だけにあらわれる原因として考えられるのは、以下の4つです。

 

<腰痛が左側だけにあらわれる4つの原因>

  1. 姿勢や骨格の問題で左側ばかりに負担がかかっている
  2. 日常生活で左側を向いて過ごすことが多い
  3. 左側の内臓に疾患がある
  4. ストレスが原因で腰痛を起こしている

 

それぞれの原因について詳しく解説します。

 

①姿勢や骨格の問題で左側ばかりに負担がかかっている

普段の姿勢が悪いせいで左半身ばかりに負担がかかると、左側だけに腰痛が起こる場合があります。たとえば立っているときに左側に体重をかける癖があったり、バッグを左側にのみかけていたりするなどのケースです。腰痛が慢性化すると骨格のバランスまで乱れてしまい、自力では解消できなくなることもあります。

 

②日常生活で左側を向いて過ごすことが多い

日常生活で左側を向く機会が多い方も注意しましょう。特に仕事で左を向くことが多い方は、早急な改善が必要です。たとえば体を左側にひねることが多いタクシードライバーは、左側に負担がかかりがちです。

 

③左側の内臓に疾患がある

内臓の疾患が原因で、腰痛のような症状が出ることもあります。特に注意すべきケースは以下の3つです。

 

<特に注意すべきケース>

  • 腎臓に疾患があるケース
  • 膵臓に疾患があるケース
  • 婦人科特有の疾患があるケース

 

それぞれどのような疾患が隠れている可能性があるのか確認しておきましょう。

 

腎臓に疾患があるケース

腎臓の疾患のうち、腰痛の症状が出る可能性がある疾患は以下の2つです。

 

<腰痛の原因と考えられる腎臓の疾患>

  • 腎結石
  • 腎盂腎炎

 

これらの疾患がある場合、腰痛のほかに発熱や嘔吐、血尿などの症状があらわれます。放置すると腎機能の低下を招く恐れがありますので、症状に心当たりがある場合は、なるべく早く泌尿器科を受診して検査を受けましょう。

 

膵臓に疾患があるケース

膵臓の疾患のうち、腰痛の症状が出る可能性がある疾患は以下の2つです。

 

<腰痛の原因と考えられる膵臓の疾患>

  • 膵臓がん
  • 膵炎

 

耐えきれないような強い痛みを覚えたり、体重が急激に落ちたり、食欲が低下したりなどの症状が出ている場合は注意しましょう。特に膵臓がんは見つかりにくいため、早急な検査が必要です。内科や消化器内科を受診することをおすすめします。

 

婦人科特有の疾患があるケース

婦人科特有の疾患のうち、腰痛の症状が出る可能性がある疾患は以下の2つです。

 

<腰痛の原因と考えられる婦人科系の疾患>

  • 子宮内膜症
  • 卵管炎

 

体のあらゆる箇所に痛みがある場合は、子宮内膜症の可能性があります。また発熱や不正出血を伴う場合は、卵管炎にかかっていることが考えられます。放置すると不妊症などを招くリスクがありますので、思い当たる症状がある場合は婦人科を受診することをおすすめします。

 

④ストレスが原因で腰痛を起こしている

左側の内臓と言えば、胃腸も含まれます。ストレスを抱え込むタイプの方は胃腸が荒れやすく、胃炎などによって腹痛の症状が出ているかもしれません。ストレス社会の中でストレスを完全に解消するのは難しいですが、趣味や気分転換などで精神への負担を減らしましょう。

 

左側の腰痛を改善させる方法

左側の腰痛を改善させる方法としては、以下の4つが有効です。

 

<左側の腰痛を改善させる方法>

  • 普段の姿勢や過ごし方を見直す
  • 食生活を改善させる
  • 筋肉の緊張をほぐす
  • カイロプラクティックで骨格を矯正する

 

それぞれのポイントを詳しく解説します。

 

普段の姿勢や過ごし方を見直す

普段の姿勢や過ごし方を見直しましょう。どちらか片側を酷使しているような方は、癖を見直してバランス良く体重をかけるよう意識すると効果的です。足を組む癖やバッグを片側にばかりかける癖がある場合は、意識して癖を改善するようにしましょう。

 

食生活を改善させる

食生活が乱れていると胃腸に負担がかかり、膵臓などの臓器を鈍らせる恐れがあります。多くの臓器に負担がかかると、血液の循環まで乱れてしまうため注意が必要です。血液の循環が不足すると、それを補うために脾臓が血液を送り出すようになり、このときに腰に痛みが出ることもあります。

 

筋肉の緊張をほぐす

筋肉が緊張して硬くなることが原因で、腰痛を発症する場合があります。筋肉がこると血液が流れにくくなり、悪循環に発展するケースも見られるため要注意です。そのためストレッチやマッサージ、カイロプラクティックなどの方法で筋肉をほぐすことも意識しましょう。

 

カイロプラクティックで骨格を矯正する

カイロプラクティックとは、骨格の乱れを矯正して、神経の働きを回復させる施術法です。骨格を矯正することで姿勢を正し、血液を循環させやすくします。疾患が原因の場合を除き、腰痛の原因そのものを改善させられる施術なので、根本改善を目指す場合はカイロプラクティックを利用しましょう。

 

まとめ

腰痛が左側だけに出る場合、考えられる原因は姿勢や骨格の問題、内臓の疾患、そしてストレスなどです。普段の姿勢や食生活を改善させたり、筋肉をほぐしたりしながら改善を試みましょう。また腰痛以外の症状も出ている場合は内臓疾患の疑いがありますので、医療機関を受診することをおすすめします。

 

六本木カイロプラクティックでは、腰痛による痛みやしびれの症状を緩和したうえで、骨格矯正などの手技により体質そのものの改善を図る施術を行っています。内臓疾患以外の原因で腰痛が発生している場合、大幅な改善を見込める可能性がありますので、まずは当院の専門スタッフにご相談ください。