巻き肩/前肩とは?原因や放置するリスク、改善策、セルフチェックの方法までご紹介

巻き肩の女性の横から見た姿勢

巻き肩/前肩とは、肩が通常よりも前に出て、内側に入り込んでいる状態です。スマホの使い過ぎなどが原因で起こる場合が多く、放置すると肩がこりやすくなるなどの問題が起こりやすくなるため注意しましょう。本記事では巻き肩/前肩の原因や放置するリスク、改善策、そしてセルフチェックの方法をご紹介します。

 

巻き肩/前肩とは

巻き肩/前肩とは、肩が通常よりも前に出て、内側に入り込んでいる状態を指します。原因は姿勢の悪さなどさまざまで、放置すると肩こりが起こりやすくなるなどのリスクが高まるため注意しましょう。セルフケアで改善できない場合は、カイロプラクティックでプロの施術を受けることをおすすめします。

 

猫背との違いは「丸まっている場所」

巻き肩は猫背と混同されがちですが、この2つには大きな違いがあります。

 

<巻き肩と猫背の違い>

  • 巻き肩⋯⋯肩甲骨が前に出て、横のラインが丸まっている
  • 猫背⋯⋯背骨が曲がり、背中全体が丸まっている

 

巻き肩は肩だけが曲がっている状態で、基本的に背骨は伸びています。ただし巻き肩を放置するといつの間にか背中まで丸まり、巻き肩と猫背を併発させる恐れがあるため注意しましょう。

 

巻き肩/前肩のセルフチェック方法

巻き肩かどうかをセルフチェックには、以下の3つのポイントを確認しましょう。

 

<巻き肩と判断するポイント>

  • 仰向けになったときに肩全体が床につかない
  • 背筋を伸ばして鏡の前に立ったとき、左右の肩が曲線を描いている
  • リラックスして鏡の前に立って横から見たとき、肩が前に出ている

 

いずれか1つでも合致するものがあるならば、巻き肩になっている可能性があります。

 

巻き肩/前肩になる3つの原因

巻き肩になる原因は、主に以下の3つです。

 

<巻き肩になる3つの原因>

  1. スマホやパソコンを使いすぎている
  2. 横向きで寝ている
  3. 筋肉量が少なくなっている

 

これらの問題が、巻き肩を引き起こす理由を詳しく解説します。

 

①スマホやパソコンを使いすぎている

スマホやパソコンを操作しているときは、無意識のうちに肩を丸めてしまいがちです。この姿勢を長く続けていると筋肉が固まり、もとに戻らなくなって巻き肩を発症させる可能性があります。デスクワークの時間が長い方は巻き肩になりやすいため、特に注意しましょう。

 

②横向きで寝ている

寝るときの姿勢が横向きの場合、上半身の体重が左右どちらかの肩へと一気にかかってしまいます。このとき、負担を減らすために自然と肩を前にスライドさせてしまい、これが巻き肩の原因になる場合があるのです。そのため肩にかかる負担を分散するためには、仰向けで寝ることをおすすめします。

 

③筋肉量が少なくなっている

肩回りの筋肉量が低下していると、正しい姿勢をキープしにくくなります。そのまま放置すると、胸や背中の筋肉が少しずつ伸びる可能性があるため要注意です。こうなると肩甲骨を寄せる動きが弱り、反対に胸の筋肉は固まるため、肩が前に飛び出しやすくなります。

 

巻き肩/前肩を放置するリスク

巻き肩を放置するリスクは主に3つあります。

 

<巻き肩/前肩を放置するリスク>

  • 肩がこりやすくなる
  • 見た目が悪くなる
  • 呼吸をしにくくなる

それぞれ詳しくチェックしていきましょう。

 

肩がこりやすくなる

巻き肩は上半身の筋肉が緊張しやすいため、血流を悪化させます。これが原因で肩や首がこりやすくなってしまうのです。

 

見た目が悪くなる

見た目が悪くなりがちであることにも注意しましょう。巻き肩によって肩が飛び出すと、上半身が自然に丸まって猫背のように見えてしまいます。

 

呼吸をしにくくなる

体の前面にある筋肉が固まることや肋骨の動きが制限されることによって、呼吸がしにくくなります。そのため取り込める酸素の量が減ってしまい、頭痛や眼精疲労などの症状が出たり、疲れやすくなったりする点にも注意しなければなりません。

 

巻き肩/前肩の改善策

巻き肩を改善させる方法を3つご紹介します。

 

<巻き肩の改善策>

  • 普段の姿勢を見直す
  • ストレッチで上半身をほぐす
  • 体の歪みを矯正する

 

それぞれ詳しくチェックしてみましょう。

 

普段の姿勢を見直す

普段の姿勢を見直すことで、巻き肩の原因そのものを改善できる場合があります。たとえば椅子に座るときは、肩の位置をお尻の中心あたりでキープするように意識しましょう。またスマホやパソコンを操作するときは前のめりにならないことが大切なので、画面を見下ろすような姿勢を維持することがポイントです。

 

ストレッチで上半身をほぐす

ストレッチで上半身をほぐすと、肩甲骨周りの筋肉が緊張しにくくなり、肩甲骨の飛び出しを抑えやすくなります。ただし、無理な動きをすると上半身を痛めるため逆効果になってしまいかねません。確実に改善させたい場合には、カイロプラクティックなどで施術を受けることをおすすめします。

 

体の歪みを矯正する

すでに骨格が歪んでいる場合は、矯正治療を受けることをおすすめします。施術後は正しい姿勢を維持しやすくなるだけでなく、血流を促進させる効果も生まれます。カイロプラクティックでは、ストレッチと合わせて骨盤を調整できるため、効果的な巻き肩の治療が可能です。

 

まとめ

巻き肩/前肩とは、肩が通常よりも前に出て、内側に入り込んでいる状態です。放置してしまうと、姿勢がさらに悪化したり、呼吸が浅くなったりするなどのトラブルを起こすリスクがありますので、早めの対処が重要です。日常生活でできる対処法を試しながら、カイロプラクティックで施術を受けて根本的な問題を改善させましょう。

 

六本木カイロプラクティックでは、神経の動きを回復させる基本的な施術に加えて、歪み・ねじれの矯正や関節の可動域を広げる施術も行っています。まずは症状をご相談いただき、当院のカウンセリングと施術をお試しください。