首こりが頭痛を引き起こすことはある?痛みを緩和する方法や予防法、注意点を解説

肩に手を当てる女性

首こりを放置すると全身にさまざまな悪影響を及ぼす場合があり、その代表例のひとつが頭痛です。しかし、そもそもなぜ首こりが頭痛を誘発させるのでしょうか。本記事では首こりと頭痛の関連性について解説し、頭痛を緩和する方法や予防法、注意点などもお伝えします。

 

首こりが頭痛を誘発するメカニズム

まずは、肩こりが頭痛を誘発するメカニズムを整理しましょう。

 

<首こりが頭痛を誘発するメカニズム>

  1. 首に負担がかかることで筋肉が緊張する
  2. 筋肉の緊張により血流が阻害される
  3. 筋肉や膨張した血管が神経を圧迫して頭痛になる

 

順を追って詳しく解説します。

 

①首に負担がかかることで筋肉が緊張する

猫背やスマホ首のように、首に負担がかかる姿勢を続けていると、その周辺の筋肉が緊張します。このような状態が、頭痛を引き起こす原因です。

 

②筋肉の緊張により血流が阻害される

筋肉の緊張状態が続くと、その周辺を血液が流れにくくなります。この状態が続くと神経の変異が始まって過敏な状態となり、頭痛を引き起こすリスクが高くなります。

 

③筋肉や膨張した血管が神経を圧迫して頭痛になる

最終的には硬くなった筋肉や膨張した血管が頭部の神経を圧迫し、頭痛を発生させてしまいます。脈拍と同じペースでズキズキと頭が痛むケースがありますが、これは血のめぐりに合わせて血管が動き、神経を圧迫させることで痛みを起こしているのです。

 

首こりが原因で発生した頭痛を緩和する方法

首こりが原因で発生した頭痛を緩和させる方法としては、以下の3つが有効です。

 

<首こりが原因で発生した頭痛を緩和する方法>

  • 頭痛薬を飲んで様子を見る
  • マッサージやストレッチで血行を改善させる
  • 姿勢の悪さや骨格の乱れを矯正する
  • 頭痛が治まらない場合は病院で検査を受ける

 

注意点も含めて確認していきましょう。

 

頭痛薬を飲んで様子を見る

首こりで強い頭痛が出ている場合は、頭痛薬を飲んで様子を見ましょう。一般的なドラッグストアで販売されている頭痛薬を使えば大丈夫です。むしろ頭痛を我慢すると神経が過敏になり、痛みが強くなる場合がありますので、痛みが出たらすぐに頭痛薬を飲むことをおすすめします。

 

ただし、頭痛薬はあくまでも痛みを一時的に抑えるために服用するものです。確かに痛みを抑える効果はありますが、根本的な問題を解決させられる治療薬ではありません。頭痛が頻発する場合は、肩こりの解消に力を入れて、頭痛を起こしにくい体質への改善を試みましょう。

 

マッサージやストレッチで血行を改善させる

首こりが原因で発生している頭痛は、首こりを解消させると起こらなくなる可能性が高いです。首こりの原因は筋肉の緊張なので、マッサージやストレッチでほぐしましょう。血行が促進しやすくなり、首の痛みの原因となる疲労物質の除去などの効果も期待できます。

 

姿勢の悪さや骨格の乱れを矯正する

姿勢や骨格が乱れていると、首周りの筋肉を緊張させやすいため注意しましょう。マッサージやストレッチで筋肉をほぐせても、骨格の乱れを放置していてはあまり意味がありません。カイロプラクティックなどの施術を受けて、首こりを起こしにくい体質へと改善することが大切です。

 

頭痛が治まらない場合は病院で検査を受ける

頭痛がなかなか治まらない場合は、病院で検査を受けましょう。なぜなら首こりが原因ではなく、以下のような疾患によって頭痛が起きている場合があるからです。

 

<頭痛を引き起こす主な病気>

  • くも膜下出血
  • 脳動脈瘤乖離
  • 脳腫瘍
  • 髄膜炎

 

これらの病気は、放置していると命に関わるかもしれません。普段の頭痛と明らかに違うと感じた場合は、ためらわずにすぐ病院で検査を受けることをおすすめします。

 

首こりによる頭痛を抑制する方法

首こりによる頭痛を抑えるためには、首こりそのものを減らす対策が効果的です。どんな対策があるのかご紹介します。

 

<首こりによる頭痛を抑制する方法>

  • 首こりの原因を解消して頭痛を断つ
  • ストレスや眼精疲労を解消する

 

それぞれのポイントを詳しく解説します。

 

首こりの原因を解消して頭痛を断つ

首こりの原因を解消することが、頭痛の解消にも役立ちます。以下に該当する人は首こりを起こす可能性が高いため、ライフスタイルを見直したり、矯正を行ったりして改善を図りましょう。

 

<首こりを引き起こす主な原因>

  • 前傾姿勢でパソコン操作やデスクワークをする時間が長い
  • 覗き込むような姿勢でスマホを扱うことが多い
  • 更年期や妊娠・出産などでホルモンバランスが変化している
  • 加齢により頸椎が変形している
  • 強いストレスを感じている
  • 眼精疲労に悩まされている

 

ストレスや眼精疲労を解消する

強いストレスを感じると自律神経が乱れ、首を含む全身の筋肉がこわばります。また眼精疲労もストレスの原因になるため、首こりの原因になるのです。ストレスや眼精疲労と上手に向き合いながら解消させることで首こりを防ぎ、頭痛を発生させる確率も下げられます。

 

まとめ

首こりと頭痛は大きく関係しています。首周りの緊張や血液の停滞が頭痛を引き起こすケースは多いため、日常的に頭痛に悩まされている方は原因である首こりの解消を目指しましょう。また、明らかに通常の頭痛と異なる痛みを感じた場合は、万が一に備えて病院で検査を受けることをおすすめします。

 

日常的な頭痛を治めたいならば、六本木カイロプラクティックをご利用ください。当院では、首こりの原因となる姿勢の悪さや骨格の乱れを改善する施術を行っています。長年にわたって悩まされている頭痛を首こりの解消からなくせる可能性もありますので、まずは当院に全身のチェックをお任せださい。