肩こりに効くツボはある?効果を高めるやり方と注意点、その他の解消法も解説

整体院でツボを押す様子

肩こりに悩まされている方の中には、ツボを押して改善させたいと考えている方もいるでしょう。そこで本記事では、肩こりに効く6つのツボと、ツボ押しの効果を高めるやり方・注意点を解説します。ツボ以外の肩こり解消法もお伝えしますので、ぜひご覧ください。

 

肩こりに効く6つのツボ

肩こりに効く6つのツボをご紹介します。

 

<肩こりに効く6つのツボ>

  • 合谷
  • 手三里
  • 臂臑
  • 後渓
  • 肩井
  • 肩中兪

 

ツボのある場所や効果的な押し方を見ていきましょう。

 

合谷

合谷(ごうこく)は、親指と人差し指の中間にある手の裏側のツボです。左手の合谷を押す場合、右手の人差し指~小指で左手の人差し指~小指をつかみ、右手の親指の腹を使って押し込むように刺激しましょう。

 

手三里

手三里(てさんり)は肘の近くにあるツボです。肘を曲げたときにできる折れ目から指の方向に向かって指を3本置いたとき、指寄りの3本目の指が接している部分が手三里にあたります。

 

臂臑

臂臑(ひじゅ)は、三角筋の先端部分にあるツボです。まずは首付近にある肩甲骨の出っ張った部分を探しましょう。臂臑はここからやや少し下がった部分にあります。

 

後渓

後渓(こうけい)は、小指の第一関節にあるツボです。指を折り曲げたて第一関節にシワを作り、この先端部分を目安に押しましょう。後渓のツボは非常に小さいため、綿棒のような細くて体に傷が付かないアイテムを使いながら刺激してください。

 

肩井

肩井(けんせい)は、肩と首の付け根の真ん中付近にあります。肩の上に手を乗せて、中指がある付近を目安にして刺激しましょう。

 

肩中兪

肩中兪(けんちゅうゆ)は、背骨と肩甲骨、そして首の中間部分にあるツボです。首の付け根を親指と中指でつかむようにして触り、そのまま下に2~3cmほどずらした位置にあります。

 

肩こりでツボ押しの効果を高めるやり方

肩こりでツボ押しをする際に、より効果を高めるためのポイントが3つあります。

 

<肩こりでツボ押しの効果を高めるやり方>

  • 体を温めておく
  • 力が入りやすい姿勢を保つ
  • ストレッチを併用する

 

それぞれのポイントをわかりやすく解説しましょう。

 

体を温めておく

最初のポイントは、ツボ押しをする前に体を温めることです。体が温まると血液のめぐりが良くなるため、指圧した箇所の血流を促進させやすくなります。筋肉をほぐすと老廃物を流しやすくなりますので、ツボ押しは入浴後などに行うと効果的です。

 

力が入りやすい姿勢を保つ

力が入りやすい姿勢を保ったままツボを刺激しましょう。少し硬めの椅子に座った状態で行うと指の力がツボに伝わりやすくなり、効果が高まります。また指先の力が不足しがちな女性の場合は、力を入れやすい姿勢を見つけて、ツボを押すと効果的です。

 

ストレッチを併用する

ツボ押しをストレッチと併用すると、効果が増します。ストレッチをすることで筋肉がほぐれ、血液のめぐりも良くなるため、指圧の効果が患部に効率良く伝わるのです。ストレッチそのものにも肩こりを解消させる効果がありますので、肩こりに効くストレッチ法も合わせて確認・実行することをおすすめします。

 

肩こりでツボ押しをする際の注意点

肩こりでツボ押しをする際の注意点が3つあります。

 

<肩こりでツボ押しをする際の注意点>

  • 力を入れ過ぎない
  • 入浴中や飲酒中のツボ押しは避ける
  • 痛みを感じる場所は押さない

 

こちらも見ていきましょう。

 

力を入れ過ぎない

ツボを押す際には、力を入れ過ぎないように注意しましょう。過度の力が加わると「揉み返し」が起こり、逆効果になってしまいます。押した場所にあざができたり、爪で傷を付けてしまったりするリスクもあるため、心地良く感じる程度に強さをコントロールする点が重要です。

 

入浴中や飲酒中のツボ押しは避ける

入浴中や飲酒中はただでさえ血流が促進されている状態です。このタイミングでツボを押すと血のめぐりが過度に活性化され、脈拍が異常に早くなるかもしれません。最悪の場合、意識を失うなどの問題が起こる可能性もありますので、入浴中・飲酒中のツボ押しは避けましょう。

 

痛みを感じる場所は押さない

極度に痛みを感じる場合は、ツボ押しを中止しましょう。内出血などを起こしている場合、悪化させてしまう恐れがあります。また裂傷などのケガを負っている箇所も刺激すると悪化する恐れがあるため、完治するまでは触らないようにしてください。

 

肩こりを解消させるツボ押し以外の方法

ツボ押し以外では、以下の方法も肩こりを解消させるために効果的です。

 

<肩こりを解消させるツボ押し以外の方法>

  • マッサージやストレッチを行う
  • ストレスを解消する
  • 眼精疲労をなくす
  • カイロプラクティックを受ける

 

こういった対策が肩こりの解消に効果的である理由を解説します。

 

マッサージやストレッチを行う

肩付近のマッサージやストレッチを行うことで、滞った血液の流れを促進させられます。血行を促進させることで、痛みの原因となる老廃物を排出しやすくなるため、肩こりを解消させやすくなるのです。

 

ストレスを解消する

ストレスを感じると自律神経が乱れ、全身の筋肉がこわばって肩こりを発症させるケースがあります。ストレスを完全に解消するのは困難ですが、睡眠時間や趣味の時間を増やすなどしてストレスを減らすことも意識しましょう。

 

眼精疲労をなくす

眼精疲労は、多くの方にとってストレスになります。ストレスは肩こりの原因になりますので、眼精疲労を解消するように心がけましょう。スマートフォンやパソコンを使う時間を減らしたり、ブルーライトをカットするメガネをかけたり、睡眠時間を増やして目を休ませたりすると効果的です。

 

カイロプラクティックを受ける

カイロプラクティックも肩こりの解消に効果的です。カイロプラクティックでは、骨格の歪みなどを解消させて神経の働きを回復させる施術を行っています。全身の歪みやねじれ、可動域の増加などを実現させる施術も受けられるため、肩こりを引き起こす問題を根本から改善できるでしょう。

 

まとめ

肩こりに効く代表的なツボは6つあります。ストレッチと組み合わせたり、体を温めてから行ったりするとより効果的なので、注意点も確認した上でツボ押しを試してみましょう。またストレスや眼精疲労の解消や、カイロプラクティックを受けることなどもおすすめです。

 

六本木カイロプラクティックでは、初期段階から重症例まであらゆる肩こりを解消させる施術を行っています。痛みを取り除くだけでなく、骨格の歪みを解消する施術などを行い、肩こりの根本改善を目指しています。当院はご希望の時間に施術を行える完全予約制なので、仕事や家事でお忙しい方も安心してご利用ください。