ウルトラトレイル1週間前に。

走り始めて今年で5年目を迎える私は、今年から本格的に「ウルトラトレイルマラソン」に参戦しようと、レース1週間前に、いつもの通りレース前の軽めの調整をしていました。
ちょうど、20㌔を走っている辺りから、左膝皿の外側が痛くなり、レースの事もあり、珍しく途中で走るのを止めて、電車で帰りました。

翌日、会社に行き同僚に相談したところ、近くにすぐに「ぎっくり腰」を治していただいた先生がいる事を聞きました。

学生時代にアメリカンフットボールをしていた私は、両肩の脱臼癖や左膝靭帯の再建手術等を負っていましたので、元来、その説明が面倒くさく、負い目もあり、マッサージやカイロといった類いのものは精神的に毛嫌いしていました。

ただ、今回は、特別。一週間後にレースを控えているのに、頼れるものは頼りたい。

早速電話。

お出になられた先生が気さくなお声でしたので、1週間後に100㌔のウルトラトレイルレースに参加する事と膝皿の外側が痛む事を伝え、今からお邪魔してよいか、とお聞きしたところ、1時間後であれば大丈夫だとご返答いただきました。

早速、施術がはじまり、数分の施術で痛みがとれました。
また出るかもしれないのと、先生の思い当たるところがおありのようで、「ちょっと歩いてみなさい」と言われましたので、その通りにすると、「歩き方が変だよ!」との指摘。 長距離レースへの心配から体力を温存すべく、5年間で勝手にフォームが崩れていたのか。。。

その後、1週間で合計3回施術を行っていただき、膝以外には、足首、背中、手術経験のある右膝、肩の左右調整等々、あらゆる箇所を調整いただき、レースに参戦しました。

レース中、痛みは全く出ず、不安はあったものの、後は気力でなんとかしようと決めていましたので、17時間で無事完走。

先生をはじめ、多くのサポートしていただいた皆さんのおかげです。

まだまだ、レースは何戦も続きますが、治さないといけない箇所もいっぱいあります?ので、引き続き、どうぞよろしくお願いします! 

先生の施術は、一言で「飴と鞭」ですが、
なんといっても、私の夢は、モンブランで161㌔走り抜けることですから。

お店からの返信

最近、スポーツ中に発症し来院される方の中でも、かなり過酷なスポーツをやっている方でした。
フルマラソンでも大変なのに100km以上走り、しかも高低差が1000m以上ある山岳地帯を走り抜けるというのですから高校時代に陸上部に居た私も仰天です。
そんな過酷なレースを週末に控えて、大事な膝と足の痛みで来院されました。

まずは足関節の調整からと可動範囲を調べると、硬くて動きが悪く、走り過ぎからではないと判断し、可動域の改善と膝蓋靭帯への施療をして、それぞれの痛みを失くしました。

その際、足関節の可動域の少なさから歩き方に問題があると判断しました。
つま先から蹴りが出来てなくて、いわゆる〝ベタ足〟歩きでした。
これでは走る際に足関節及び膝に相当負担を掛けているので早めの改善が望ましく、歩行指導をしたところ、なんとレースまで数日しか無いのに走り方を変えてレースに挑んだのです。

結果、痛みの再発も無く、走りも今までに増して快調だったようです。

今後は引き続き全体のメンテナンスと合わせて、再建手術による膝関節の可動域制限の拡大と、足を構成している骨のいくつかのズレによる硬さの改善を施して行きたいと思います。

目指すモンブラン行きのお手伝いをさせてもらいます!